秋田新幹線「こまち」の景色はA席とD席のどっちがいい?車窓の見どころや上り・下りの違いを徹底比較

秋田新幹線「こまち」に乗って、秋田への旅行や出張を予定しているみなさん、座席の予約はもう済みましたか?

「せっかくなら窓側の席から、岩手山や田沢湖周辺の雄大な自然を楽しみたい!」と思いますよね。しかし、いざ予約画面を開くと、窓側の席には「A席」「D席」の2種類(※こまちは通路を挟んで2人掛け×2列の4列シート仕様)があり、「一体どちらに座れば綺麗な景色が見られるの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

実は、どちらの座席を選ぶかによって、車窓から見える山々の景色や渓谷美はもちろん、時間帯による「日差し(西日)」の眩しさ、さらには途中の大曲駅で進行方向が変わる「スイッチバック」の影響まで大きく変わってきます。

そこで本記事では、秋田新幹線「こまち」のA席・D席それぞれの車窓の見どころやメリット・デメリットを徹底比較!上り(東京方面)・下り(秋田方面)による違いや、景色を120%楽しむための予約のコツまで分かりやすく解説します。

この記事を読めば、あなたの旅の時間帯や目的にぴったりな「特等席」が必ず見つかります。ぜひ座席選びの参考にしてくださいね!

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結論:秋田新幹線「こまち」の景色はA席・D席のどっちがおすすめ?

まず結論からお伝えすると、秋田新幹線「こまち」の車窓は「あなたが旅の車窓に何を重視するか」によって、おすすめの座席がガラリと変わります。

A席とD席、それぞれが向いている人の特徴をシンプルにまとめました。

  • 「A席」がおすすめな人
    • 岩手山をはじめとする東北の名峰など、象徴的なランドマークをたくさん見たい方
    • 大曲駅周辺で、有名な「大曲の花火」の会場(雄物川河川敷)側の景色を眺めたい方
  • 「D席」がおすすめな人
    • 仙岩峠(せんがんとうげ)周辺の、深い山々と美しい渓谷美をじっくり堪能したい方
    • 午後から夕方の時間帯にかけて、眩しい西日を避けて快適に過ごしたい方

秋田新幹線「こまち」の旅において、最大のハイライトとなるのが「盛岡駅〜秋田駅」の区間です。この区間は新幹線でありながら在来線の線路を走る「ミニ新幹線」方式を採用しているため、防音壁が少なく、すぐ目の前に豊かな大自然のパノラマが広がります。

どちらの座席にも甲乙つけがたい魅力がありますが、次の章からはA席・D席それぞれの具体的な見どころや、選ぶ際の注意点をさらに深掘りして解説していきます。あなたの好みに合うのはどちらか、一緒にチェックしていきましょう!

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【A席(北側・西側)】のメリットと注意点・デメリット

まずは、わかりやすい見どころがギュッと詰まった「A席」について、メリットと知っておくべき注意点を詳しく見ていきましょう。

メリット:岩手山や秋田駒ヶ岳などの名峰と、大曲の花火会場側の車窓

A席の一番の魅力は、なんと言っても「東北を代表する美しい名峰(山々)」が次々と目に入ってくるドラマチックな車窓です。

  • 圧倒的な存在感を放つ「岩手山」
    盛岡駅を出発してミニ新幹線区間(田沢湖線)に入るとすぐ、右手(北側)の車窓に雄大な「岩手山」が姿を現します。その圧倒的なスケール感は、思わず写真を撮りたくなるほどの絶景です。
  • 四季折々の表情を見せる「秋田駒ヶ岳」
    列車が岩手から秋田へと山を越えていくにつれ、今度は「秋田駒ヶ岳」をはじめとする美しい山並みが車窓を彩ります。
  • 「大曲の花火」の聖地を見下ろす
    大曲駅の周辺では、毎年夏に世界的な花火大会が開催される「全国花火競技大会(大曲の花火)」の会場である雄物川(おものがわ)の河川敷側を通過します。「ここが聖地か!」と旅の気分を高めてくれる、A席ならではのランドマークです。

一目でそれとわかる「象徴的な景色」が多いため、初めて秋田新幹線に乗る方や、飽きずに車窓を楽しみたい方には間違いなくA席がおすすめです。

注意点・デメリット:大曲〜秋田間での「西日」に注意

魅力いっぱいのA席ですが、時間帯によっては避けて通れないデメリットがあります。それが、大曲〜秋田間(約30分間)で直撃する「強烈な西日」です。

後ほど詳しく解説しますが、秋田新幹線は途中の大曲駅で「スイッチバック(進行方向が逆になる)」を行います。これにより、盛岡〜大曲間では「北側」を向いていたA席が、大曲〜秋田間では「西側」を向くことになります。

  • 午後〜夕方の乗車は要注意
    下り(秋田行き)の列車で、午後から夕方にかけての時間帯にこの区間を走る場合、ちょうど沈みゆく西日がA席の窓から容赦なく差し込みます。
  • ブラインドを下ろすと景色が見えないジレンマ
    あまりの眩しさに日よけのブラインドを下ろさざるを得なくなり、結果的に「一番おいしい終盤の景色がまったく見えなかった……」という残念な状況になりかねません。

午後以降の遅い時間帯にA席を予約する場合は、この西日のリスクを頭に入れておきましょう。

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【D席(南側・東側)】のメリットと注意点・デメリット

続いて、A席とは対照的な魅力を持つ「D席」について、メリットと注意点を詳しく解説します。玄人好みの景色や、快適性を重視したい方にぴったりの座席です。

メリット:仙岩峠の渓谷美と、大曲以降で西日を避けられる点

D席の最大のメリットは、「大自然に包まれるような深い渓谷美」と「夕方の快適性」にあります。

  • 仙岩峠(せんがんとうげ)周辺のダイナミックな渓谷美
    岩手県と秋田県の県境に位置する山越え区間(仙岩峠周辺)では、D席側に深く美しい渓谷が広がります。険しい山肌と、その間を流れる透き通った渓流、そしてのどかな田園風景が織りなす景色は、日本の原風景を感じさせる美しさです。
  • 夕方以降の「西日」をシャットアウトできる
    大曲〜秋田間の区間において、D席は「東側」を向くことになります。そのため、午後から夕方の時間帯であっても、A席側を襲う強烈な西日を完全に避けることができます。
  • ブラインドを開けたまま、ゆったり車窓を満喫
    夕方に秋田へ向かう場合、D席なら日よけブラインドを下ろす必要がありません。心地よい夕暮れ時の景色を、終点まで遮られることなくゆったりと眺められます。

山や川が織りなす「静かな自然の美しさ」を好む方や、夕方の移動で眩しさに邪魔されたくない方にはD席が非常におすすめです。

注意点・デメリット:盛岡〜大曲間で日差しが眩しく、絶景スポットは少なめ

一方、D席を選ぶ際には、以下のデメリットについても考慮しておく必要があります。

  • 日中の盛岡〜大曲間は「直射日光」が直撃
    盛岡駅から大曲駅に向かう間、D席は「南側」を向いて走ります。そのため、午前中から日中にかけての時間帯は太陽の光が真正面から入りやすく、かなり眩しく感じられます。逆光になるため、スマートフォンの画面が見づらくなったり、景色が白飛びして見えたりすることもあります。
  • 分かりやすい「派手なランドマーク」が少ない
    A席から見える「岩手山」のような、一目でそれとわかる劇的で象徴的な絶景スポットは、D席側にはそれほど多くありません。全体的に「のどかな山や田んぼの景色」が続くため、人によっては「少し見ごたえに欠ける」と感じてしまう可能性があります。

日中の日差しの眩しさと、景色が少し控えめである点は、D席を予約する前に覚えておきたいポイントです。

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「上り(東京方面)」と「下り(秋田方面)」で景色の見え方は変わる?

秋田新幹線「こまち」の座席選びをさらに難しく、そしておもしろくしているのが、上り(東京行)と下り(秋田行)による「見え方の違い」です。

「いつでもA席を選べば同じ景色が見える」と思い込んでいると、当日になって「あれ? 思っていたのと左右が逆だ!」と慌てることになります。こまち特有の複雑な路線構造を紐解いていきましょう。

区間によって座席が向く「方角」や「進行方向の左右」が変わることに注意

まず頭に入れておきたいのは、秋田新幹線は走る区間によって座席が向いている「方角」が変わるという点です。

  • 【盛岡〜大曲】 A席=北側 / D席=南側
  • 【大曲〜秋田】 A席=西側 / D席=東側

このように、途中で列車の進む向きが変わるため、進行方向に対する「左右の位置」も以下のように途中で逆転します。

▼ 下り(秋田行き)の場合

  • 東京〜大曲: A席は「進行方向右側」 / D席は「進行方向左側」
  • 大曲〜秋田: A席は「進行方向左側」 / D席は「進行方向右側」

▼ 上り(東京行き)の場合

  • 秋田〜大曲: A席は「進行方向右側」 / D席は「進行方向左側」
  • 大曲〜東京: A席は「進行方向左側」 / D席は「進行方向右側」

「岩手山(盛岡〜大曲の北側)」を見たい場合、下り列車なら進行方向右側のA席、上り列車なら進行方向左側のA席に座る必要がある、ということになります。

盲点!大曲駅での「スイッチバック」による座席の前後逆転

秋田新幹線の最大のユニークポイントであり、多くの人が盲点となるのが、大曲(おおまがり)駅で行われる「スイッチバック(進行方向の逆転)」です。

大曲駅に到着すると、列車はそれまで走ってきた方向とは真逆の方向に向かって走り出します。大曲〜秋田間の乗車時間は約30分間。この短い時間のためにわざわざ座席を回転させる人はほとんどおらず、大半の乗客が「後ろ向きに進む状態」のまま目的地へ向かいます。

体感としては座席の位置(右の窓・左の窓)は変わりませんが、背中方向に進むことになるため、景色の流れ方が逆になります。乗り物酔いをしやすい方は、この約30分間の「後ろ向き走行」があることをあらかじめ覚悟しておきましょう。

時間帯と運行方向による「日差し(眩しさ)」の比較表

座席選びの運命を分ける「日差し(眩しさ)」の影響を、乗車区間と時間帯(午前・午後)ごとに分かりやすく表にまとめました。

区間座席朝〜午前中の日差し午後〜夕方の日差し
盛岡 〜 大曲
(秋田駒ヶ岳・岩手山周辺)
A席(北側)◯ 眩しくない(快適)◯ 眩しくない(快適)
D席(南側)⚠️ 直射日光で眩しい⚠️ 直射日光・逆光で眩しい
大曲 〜 秋田
(終盤の平野区間)
A席(西側)◯ 眩しくない(快適)強烈な西日が直撃する
D席(東側)🔺 朝早いと少し眩しい西日を回避できて快適

【結論としての選び方】

  • 日中に移動する場合: 盛岡〜大曲間でずーっと南からの強い光を浴び続けるD席は眩しくなりがちです。日差しを避けたいなら、北側を向くA席が有利です。
  • 夕方に移動する場合: 大曲〜秋田間でA席に強烈な西日が直撃します。ブラインドを閉めずに夕暮れの景色を楽しみたいなら、東側を向くD席がベストな選択肢になります。
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秋田新幹線「こまち」の車窓を120%楽しむための予約のコツ

A席・D席のどちらにするかが決まったら、次はさらに旅の満足度を高めるための「予約のテクニック」を押さえましょう。知っているだけで車窓の感動が何倍にもなる、2つの重要なコツを紹介します。

盛岡~秋田間の「在来線区間(田沢湖線・奥羽本線)」が最大の見どころ

「こまち」の車窓を語る上で絶対に外せないのが、盛岡〜秋田間の「ミニ新幹線区間(田沢湖線・奥羽本線)」です。

  • 東北新幹線区間(東京〜盛岡): 時速320kmの高速走行を行うため、線路沿いには高くて分厚い防音壁が多く、せっかくの窓側でも外の景色があまり見えません。
  • ミニ新幹線区間(盛岡〜秋田): 在来線の線路をそのまま走るため、防音壁がほとんどありません。窓のすぐ外には、豊かな大自然の緑、美しい渓流、地元の民家やのどかな田んぼが驚くほどの近さで次々と流れていきます。

この区間に入ると、新幹線とは思えないほどの「臨場感あふれる車窓」が一気に広がります。駅弁を食べたり写真を撮ったりして車窓をフルに楽しむなら、この盛岡〜秋田間の時間(約1時間30分)に照準を合わせるのがコツです。

どの列を選んでも安心!E6系は「1列1窓」でハズレ席なし

ほかの新幹線に乗ったとき、「せっかく窓側を予約したのに、目の前に太い窓枠(柱)があって景色が半分しか見えない……」という、いわゆる“ハズレ席”に当たってがっかりした経験はありませんか?

実は、現在「こまち」に使用されているE6系車両は、「座席1列につき1枚の独立した窓」が配置される構造になっています。つまり、何列目の席を選ぼうとも、A席・D席であれば窓枠に視界を遮られる心配は一切ありません。

  • 自分のペースでブラインドを開閉できる
    前後の座席の人と大きな窓を共有しないため、「前の人が眩しがってブラインドを下げてしまい、景色が見えなくなった」といった気まずいトラブルとも無縁です。自分の好きなタイミングで日よけを調整し、景色を独占できるのは嬉しいポイントですよね。

【予約時のワンポイント】
列の番号による景色の見え方の違いは気にしなくてOKです!ただし、車両の最前列や最後列の席は、壁が近かったり、他の乗客の出入りが多かったりして落ち着かない場合があるため、景色にじっくり集中したいなら車両の中ほどの列を選ぶのがおすすめです。

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秋田新幹線「こまち」の座席・景色に関するよくある質問(Q&A)

最後に、秋田新幹線「こまち」の座席や車窓に関して、多くの人が気になる疑問をQ&A形式でまとめました。

Q1. 「こまち」にはB席やC席(3人掛け席)はないのですか?

A. はい、「こまち」に3人掛けの席はありません。全車両が「2人掛け+2人掛け」の4列シート仕様です。

東海道新幹線や東北新幹線(はやぶさなど)の普通車は通常「3人掛け+2人掛け」の5列シートですが、「こまち」は在来線の線路を走る「ミニ新幹線」規格のため、車体の幅が少し狭く作られています。そのため、座席の配置は窓側がA席・D席、通路側がB席・C席の4列のみ。どの列を選んでも、横に知らない人が2人も並ぶような窮屈さはありません。

Q2. こまちの車窓から「富士山」や「田沢湖」は見えますか?

A. 「富士山」は東京〜大宮間で一瞬だけ見えるチャンスがありますが、「田沢湖」は車窓からは見えません。

  • 富士山: 天気が非常に良い日に限り、東京〜大宮間のわずかな区間で、西側(下り列車ならD席側)の遠くに見えることがあります。ただし、ビルなどの遮蔽物が多く、一瞬しか見えないため「見えたらラッキー」程度に考えておきましょう。
  • 田沢湖: 路線名(田沢湖線)や駅名(田沢湖駅)にはなっていますが、線路と湖の間には高い山がそびえ立っているため、新幹線の車窓から湖自体を拝むことはできません。その代わり、田沢湖駅周辺では息をのむほど美しい渓流や山々の景色をすぐ間近で楽しめます。

Q3. 子連れやファミリー旅行でおすすめの席はどちらですか?

A. 子どもが飽きずに楽しめるのは「A席」ですが、家族構成によっては「車両の選び方」も重要になります。

  • 景色で選ぶなら「A席」: 岩手山や川の鉄橋、大曲駅での線路が切り替わる様子など、子どもが喜ぶ分かりやすいランドマークが多いため、退屈しにくいのが魅力です。
  • 利便性で選ぶなら「12号車」近く: 乳幼児を連れたファミリーの場合、景色以上に「トイレや多目的室へのアクセス」が重要になります。E6系こまちの12号車には多機能トイレや多目的室が設置されているため、この周辺の座席を確保しておくと万が一の際も安心です。

また、大曲駅でのスイッチバック時に座席を回転させる場合、自分たち家族で前後2列を確保していれば、周りに気兼ねなくシートを回して4人向かい合わせの席(ボックス席)にできます。家族4人での旅行なら、通路の片側で前後2列(例:5列A席・B席 と 6列A席・B席、または5列C席・D席 と 6列C席・D席など)を押さえるのがベストです。

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まとめ:あなたの好みに合わせてA席・D席を選ぼう!

秋田新幹線「こまち」の車窓からの景色について、A席とD席の違いを詳しく解説してきました。最後に、それぞれの座席の特徴をもう一度おさらいしましょう。

▼ 秋田新幹線「こまち」座席選びの基本まとめ

  • 「A席」が向いている人
    • 岩手山や秋田駒ヶ岳などの美しい名峰を間近で見たい
    • 「大曲の花火」の会場など、分かりやすいランドマークを楽しみたい
    • 午前中〜日中の時間帯に移動する(西日を避けられる)
  • 「D席」が向いている人
    • 仙岩峠周辺の深い山々や、のどかな渓谷美・田園風景をじっくり眺めたい
    • 午後〜夕方の時間帯に移動する(強烈な西日を避けて快適に過ごしたい)

秋田新幹線は、大曲駅での「スイッチバック(進行方向の逆転)」という日本でも珍しい特徴を持つ路線です。乗車する時間帯や運行方向(上り・下り)によって、日差しの眩しさや景色の見え方が変わるのも「こまち」ならではの旅の醍醐味と言えます。

旅のスケジュールが決まったら、JRのネット予約サービス(えきねっと等)で座席をチェックしてみましょう。「1列1窓」でどの列でも窓を独占できる「こまち」の快適さも活かしつつ、お気に入りのA席・D席を確保すれば、移動時間そのものが忘れられない旅の思い出になるはずです。

あなたにぴったりの「特等席」を選んで、秋田新幹線「こまち」の美しい車窓旅を心ゆくまで楽しんできてくださいね!