岡山観光の定番といえば、漆黒の天守閣が美しい「岡山城」と、日本三名園の一つ「岡山後楽園」です。この2つのスポットは隣接しているためセットで観光するのが一般的ですが、「結局、どっちを先に見るのが正解なの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、時間帯やあなたの体力・目的によって最適な順番は変わります。本記事では、岡山城と後楽園のどちらを先に回るべきか、それぞれのルートのメリットとデメリットを徹底比較!さらに、観光客にありがちな「あるある」や、滞在時間別のおすすめモデルルート、よくある質問Q&Aまで網羅して解説します。この記事を読めば、あなたにぴったりの無駄のない周り方が見つかります。
結論:岡山城と後楽園、結局どっちを先に行くのが正解?
午前スタートなら「後楽園」、午後スタートなら「岡山城」がおすすめ
観光をスタートする時間帯によって、おすすめの順番は異なります。午前中から動ける場合は「後楽園」からのスタートが圧倒的におすすめです。朝の清々しい空気のなかで緑豊かな庭園を散策でき、人も少ないため写真撮影にも適しています。
一方、午後から観光を始める場合は「岡山城」からのスタートが良いでしょう。西日に照らされる漆黒の岡山城は非常に美しく、写真映えします。また、夕暮れ時の後楽園はしっとりとした風情があり、午前中とは違った魅力が楽しめます。
体力と目的別の選び方マップ
時間帯だけでなく、誰と行くか、何を重視するかによっても正解は変わります。以下の表を参考に、ご自身のスタイルに合ったルートを見つけてみてください。
| 観光の目的・タイプ | おすすめのルート | 選択の理由 |
|---|---|---|
| 写真撮影メイン | 後楽園 → 岡山城 | 午前中の澄んだ空気と光で庭園を美しく撮影できるため |
| 体力温存重視 | 岡山城 → 後楽園 | 体力があるうちに城の階段や坂を攻略し、後楽園で休むため |
| 歴史・展示好き | 岡山城 → 後楽園 | 城内の充実した展示をじっくり見てから、庭園で余韻に浸るため |
| 足腰に不安がある | 岡山城 → 後楽園 | 後半に城の階段を登るのはハードなため、先に城を済ませるのが無難 |
パターンA:「岡山城」から先に行くルートを徹底解剖
岡山城→後楽園ルートのメリット
- 元気なうちに難所をクリアできる: 城内はエレベーターがあるものの、坂道や階段の上り下りが発生します。足が疲れていない最初のうちにこれらをこなせるのが最大のメリットです。
- 後楽園の茶屋で疲れを癒やせる: お城で歴史を学び歩き回った後、後楽園の広々とした芝生を眺めながらお抹茶や和菓子で一服する時間は格別です。
- お土産を最後にまとめ買いしやすい: 後楽園の正門側には充実したお土産屋さんがあり、荷物になるお土産を最後に買って帰路につきやすくなります。
岡山城→後楽園ルートのデメリットと注意点
- 午後の後楽園は日差しが厳しい: 後楽園は広大な日本庭園のため、日差しを遮る場所が多くありません。夏場にこのルートを選ぶと、午後のピークの暑さの中を歩くことになります。
- 時間配分を間違えると後楽園を見る時間がなくなる: 令和の大改修を経た岡山城は展示が非常に充実しています。城内で時間を使いすぎると、後楽園の閉園時間が迫ってしまい、駆け足での見学になってしまうため注意が必要です。
パターンB:「後楽園」から先に行くルートを徹底解剖
後楽園→岡山城ルートのメリット
- 人が少ない絶景の庭園を独り占めできる: 観光客が押し寄せる前の午前中に後楽園に入れば、人が映り込まない美しい庭園の写真を撮影できます。
- ドラマチックな展開を楽しめる: 平面的で穏やかな後楽園の自然を堪能した後、月見橋を渡って巨大で立体的な岡山城を見上げるルートは、クライマックス感があり非常に感動的です。
- 夏の暑さ対策に最適: 気温が上がりきる前の涼しいうちに日陰の少ない後楽園を歩き、暑い日中は冷房の効いた岡山城の屋内で過ごすという、理にかなったルートです。
後楽園→岡山城ルートのデメリットと注意点
- 後半の体力勝負になる: 広大な後楽園(東京ドーム約3個分)を歩き回った後で岡山城の階段や坂道に挑むため、後半にどっと疲れが出やすいです。
- ランチ難民になるリスク: ちょうどお昼時に岡山城周辺に到着した場合、お城のすぐ近くは飲食店の選択肢が限られます。ランチの場所は事前にリサーチしておくことをおすすめします。
岡山城・後楽園観光の「あるある」と失敗しないための対策
あるある①:想像以上に広すぎて、後半はただ歩くだけになってしまう
両スポットを合わせるとかなりの広さになります。すべてを網羅しようとすると、後半は足が棒になり「ただ景色を通り過ぎるだけ」になりがちです。
【対策】 事前にガイドマップを確認し、「延養亭は見たい」「備前焼工房に行きたい」など、絶対に外せないポイントを3〜4つに絞りましょう。途中で茶屋の休憩を挟むのも重要です。
あるある②:月見橋(連絡橋)を渡るタイミングで写真を撮りすぎてしまう
岡山城と後楽園をつなぐ「月見橋」の上は、旭川越しに岡山城を望む絶好のフォトスポットです。ここで撮影に夢中になり、時間を大幅にロスする人が続出します。
【対策】 橋の中央付近が最もバランスよくお城を背景にできるベストポジションです。ここでサクッと数枚撮影し、橋を渡り切った後のお城のふもとからの迫力あるアングルも楽しみに進みましょう。
あるある③:真夏の散策で日陰がなくて熱中症になりかける
特に後楽園は大きな木や建物の影が少なく、真夏は直射日光をまともに浴びることになります。
【対策】 夏場の観光は日傘と飲み物の持参が必須です。後楽園内にある「福田茶屋」や「さざなみ茶屋」のほか、岡山城内の「烏城カフェ」など、冷たいスイーツを楽しめるスポットをあらかじめ把握しておきましょう。
【モデルルート】滞在時間別!おすすめの周り方
【サクッと2時間半】後楽園の主要スポット&岡山城天守閣コース
時間が限られている方や、サクッと主要な見どころだけを押さえたい方におすすめの最短ルートです。
- 後楽園・正門から入場: 延養亭(えんようてい)や沢の池など、庭園の中心部のみをぐるりと散策します。(約45分)
- 南門から退園し、月見橋を渡る: 旭川の景色を楽しみながら岡山城へ向かいます。(約15分)
- 岡山城天守閣を見学: エレベーターで一気に最上階へ行き、景色を楽しんだ後に下の階の展示を見ながら降ります。(約60分)
- 烏城公園を抜けて終了: (約30分)
【じっくり半日】歴史と自然を満喫!着物レンタルや茶屋巡りコース
カップルや女子旅、ゆっくりと非日常を味わいたい方向けの充実ルートです。
- 岡山城周辺で着物レンタル: 城下町エリアで着付けをしてもらい、気分を盛り上げます。
- 岡山城を見学&備前焼土ひねり体験: 城内で歴史を学んだり、備前焼の体験に挑戦したりします。
- 月見橋の周辺でランチ: 景色を楽しめるカフェやレストランで昼食をとります。
- 後楽園を散策&桃ボート体験: 旭川でスワンボートならぬ「桃ボート」に乗り、お城を下から見上げます。
- 園内の茶屋でお抹茶休憩: 美しい庭園を眺めながら、きびだんごとお抹茶で締めくくります。
岡山城・後楽園の基本情報とおさえておきたい見どころ
漆黒の「烏城」岡山城の見どころ・所要時間目安
黒い下見板張りの外観から「烏城(うじょう)」とも呼ばれる岡山城。令和の大改修を経て、2022年11月にリニューアルオープンしました。歴史家・磯田道史氏監修の最新の展示は非常に分かりやすく、歴史に詳しくない方でも楽しめます。また、城内では備前焼の土ひねり体験ができる工房もあり、アクティビティも充実しています。
【所要時間の目安】 1時間〜1時間半
日本三名園「岡山後楽園」の見どころ・所要時間目安
金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並ぶ日本三名園の一つ。江戸時代の風情をそのままに残す大名庭園です。藩主の居間であった「延養亭」や、園内の中心にある「沢の池」、そして春の桜、初夏のツツジや花菖蒲、秋の紅葉など、四季折々の花々が絶景を作り出します。
【所要時間の目安】 1時間〜1時間半
必須アイテム!お得な「共通入場券」の買い方と料金
岡山城と後楽園の両方を巡るなら、別々に入場券を買うよりも「共通券」の購入がお得です。
岡山城の券売所、または後楽園の窓口のどちらでも購入可能です。さらに、周辺の美術館(林原美術館やオリエント美術館など)とのセット券もあるため、その日の観光プランに合わせて賢く活用しましょう。
岡山城・後楽園に関するよくある質問
Q. ランチを食べるならどのタイミング、どのエリアが良いですか?
両スポットの移動のタイミングである「月見橋」の周辺に、見晴らしの良いカフェやレストランがいくつかあります。また、少し足を伸ばして岡山電軌「城下(しろした)」駅周辺や表町商店街エリアまで出ると、ご当地グルメである「デミカツ丼」の有名店やおしゃれなランチスポットが豊富に揃っています。
Q. ベビーカーや車椅子でも両方回れますか?
はい、どちらも回ることが可能です。岡山城は城内にエレベーターが完備されており、車椅子のまま天守閣に登ることができます(一部階段のみのフロアあり)。後楽園も園路の大部分は平坦ですが、一部に砂利道や土の道があるため、タイヤが取られやすい点には注意が必要です。正門で車椅子の無料貸し出しも行っています。
Q. 車で行く場合、駐車場はどちらに停めるのが便利ですか?
後楽園側の駐車場(蓬莱橋側)に停めるのが圧倒的に便利でおすすめです。収容台数が非常に多く、広々としているため満車になりにくいのが特徴です。こちらに車を停めて、後楽園→岡山城と観光し、また戻ってくるルートが王道です。
まとめ:自分に合ったルートで岡山城と後楽園を満喫しよう!
岡山城と後楽園、どちらを先に見るべきかは以下のポイントで決めるのが正解です。
- 午前・写真重視・体力に自信がない後半を避けたい = 後楽園からスタート
- 午後・体力温存・お土産を最後に買いたい = 岡山城からスタート
それぞれのメリットとデメリットを把握し、ご自身の体力や滞在時間に合わせたルートを選ぶことで、満足度の高い観光が実現します。なお、どちらのルートを選ぶにせよ、広大な敷地を歩き回るため「歩きやすいスニーカーや靴」での来訪は必須です。
ぜひ本記事を参考に、岡山が誇る2大名所を存分に満喫してくださいね!