「ホンダの車を買おうと思って検索したら、『Honda Cars 横浜』と『Honda Cars 神奈川中』が出てきた。これって同じ会社じゃないの?」
横浜・神奈川エリアでホンダ車を検討中の方、こんな疑問をお持ちではありませんか?
看板は同じホンダでも、実はこの2つ、経営している会社(資本)が全く違います。
ここを理解していないと、「値引き額で損をした」「担当者がコロコロ変わって寂しい」といった後悔につながることも……。
この記事では、神奈川県内のホンダディーラーの複雑な事情を整理し、「メーカー直営店」と「地元企業のお店」のどちらで買うのがあなたに向いているか、そして両者を競わせてお得に買う裏ワザを徹底解説します。
結論:最大の違いは「メーカー直営」か「地元企業」か
まず結論から言うと、両者の決定的な違いは「親会社が誰か(資本系列)」です。
- Honda Cars 横浜:メーカー(Honda)が出資している「直営店」
- Honda Cars 神奈川〇〇:地元の一般企業が運営している「地場(じば)店」
どちらで買っても、車の品質、メーカー保証、工賃の基準などは基本的に同じです。「地場だから保証が効かない」といったことは一切ありません。
しかし、お店の雰囲気や値引きのルールには大きな違いがあります。わかりやすく表で比較してみましょう。
【比較表】ホンダカーズ横浜 vs 神奈川エリアの地場ディーラー
| 特徴 | Honda Cars 横浜 (メーカー直営) | Honda Cars 神奈川中・北・中央など (地元資本) |
|---|---|---|
| 主な屋号 | Honda Cars 横浜 | Honda Cars 神奈川中、神奈川北、中央神奈川 |
| 経営母体 | (株)ホンダモビリティ南関東 (メーカー100%出資) | 地元の独立企業 |
| 規模・在庫 | 店舗数が多く、在庫車が豊富 | 店舗数は少なめ、地域密着 |
| 対応スタイル | 標準化されており、スマート | アットホーム、融通が利きやすい |
| 転勤 | あり(数年で担当が変わることも) | 基本なし(長い付き合いが可能) |
| 値引き | 本部の決裁が必要(ルール厳格) | 店長・社長の裁量が大きい(柔軟) |
| おすすめな人 | 在庫即納・安心感を求める人 | 長い付き合い・人柄重視の人 |
そもそも「ホンダカーズ横浜」と「ホンダカーズ神奈川〇〇」はどう違う?
神奈川県内には似たような名前の販売会社が乱立しており、非常に紛らわしいのが現状です。現在の勢力図を少し詳しく見ていきましょう。
メーカー直営(直資):Honda Cars 横浜
運営会社:株式会社ホンダモビリティ南関東
以前は「株式会社ホンダカーズ横浜」という社名でしたが、2024年4月の統合により、東京・埼玉・千葉・神奈川の直営店が合併し、「株式会社ホンダモビリティ南関東」という巨大企業になりました(お店の看板は「Honda Cars 横浜」のままです)。
メーカーである本田技研工業の直系会社であり、神奈川県内における最大手です。
地元資本(地場):ホンダカーズ神奈川中・神奈川北・中央神奈川など
これらは名前に「神奈川」が入っていますが、それぞれが独立した全くの別会社(地元企業)です。
- 株式会社ホンダカーズ神奈川中(かながわなか)
- 株式会社ホンダカーズ神奈川北
- 株式会社ホンダカーズ中央神奈川
これらはフランチャイズのようなもので、看板はホンダですが、経営者は地元の社長さんです。そのため、会社ごとに経営方針やサービス内容が異なります。
【豆知識】「ホンダカーズ神奈川」という会社はなくなった?
「昔、家の近くに『ホンダカーズ神奈川』があった気がするけど…」という方もいるかもしれません。
実は、メーカー直営の「ホンダカーズ神奈川」は過去に存在しましたが、合併により現在は「Honda Cars 横浜」などに統合されています。
そのため、現在看板で「神奈川」という文字を見かけたら、それは「神奈川中」や「神奈川北」などの地元資本(地場ディーラー)である可能性が高いです。
メーカー直営店(Honda Cars 横浜)で買うメリット・デメリット
では、最大手であるメーカー直営店「Honda Cars 横浜」を選ぶメリットとデメリットは何でしょうか。
メリット:圧倒的な在庫数とネットワーク
- 在庫車が豊富:会社全体の規模が大きいため、在庫車を大量に持っています。「この色のこのグレードなら、県内の〇〇店にあるのですぐ持ってこれます」といった対応が可能で、納車が早い傾向があります。
- 設備の充実:店舗が新しく、広々としたキッズスペースや最新の整備工場が整っていることが多いです。
- 移動しても安心:県内の引っ越しであれば、ネットワーク内の近くの店舗へスムーズに引き継ぎができます。
デメリット:マニュアル対応で融通が利きにくいことも
- ルールが厳格:大企業であるがゆえにコンプライアンスやルールが厳しく、無理な値引きやサービス(用品のオマケなど)は断られやすい傾向があります。
- 担当が変わる:数年ごとの人事異動が頻繁にあるため、「買った時の営業さんが転勤してしまった」ということがよく起こります。
地元資本(Honda Cars 神奈川中・北など)で買うメリット・デメリット
一方で、地域に根ざした地場ディーラーを選ぶ場合はどうでしょうか。
メリット:アットホームで独自のサービス・裁量がある
- 柔軟な値引き対応:社長や店長の一声で決まることが多く、「これ以上は無理ですが、代わりにオプションをサービスします!」といった柔軟な交渉ができる場合があります。
- 一生の付き合いができる:転勤がほとんどないため、担当営業マンと10年、20年と家族ぐるみの付き合いができます。
- 独自イベント:会社ごとの独自キャンペーンや、地域のお祭り・イベントなどが開催されることがあり、アットホームな雰囲気です。
デメリット:店舗によって設備や規模に差がある
- 在庫は取り寄せメイン:直営店ほど大量の在庫を持っていないため、希望の車種によってはメーカー取り寄せとなり、納車待ちが発生することがあります。
- 店舗差がある:最新の店舗もあれば、昔ながらの整備工場といった雰囲気の店舗もあり、設備面でのバラつきがあります。
賢い買い方:直営店と地場店は「別会社」だから競合できる!
ここが最も重要なポイントです。
車を少しでも安く買いたい場合、「Honda Cars 横浜」と「Honda Cars 神奈川〇〇」はライバル関係にあるという点を利用しましょう。
「ホンダ同士」で相見積もりを取るのが最強
同じホンダ車を買うのであれば、以下の手順で交渉するのが「値引き」を引き出す鉄則です。
- まず「Honda Cars 横浜(直営)」で見積もりを取る。
- その見積もりを持って「Honda Cars 神奈川中(地場)」などの別資本の店へ行く。
- 「横浜さんではこの金額だった。これより安くなるなら、あなたから買いたい」と相談する。
これがもし、「Honda Cars 横浜のA店」と「Honda Cars 横浜のB店」だと、同じ会社なので顧客データが共有されており、競わせることができません(「A店さんで担当が付いているので、そちらでお願いします」と返されてしまいます)。
しかし、資本が違えばガチンコの競争相手です。「他社(直営)には負けたくない」という心理が働き、好条件が出やすくなります。
メンテナンス・車検の利便性で選ぶのもアリ
もし値引き額に大きな差がなければ、最終的な決め手は「通いやすさ」で選ぶのがおすすめです。
車は買って終わりではなく、点検や車検で何度もお店に通うことになります。「家から近い」「予約が取りやすい」「整備士さんの感じが良い」といったポイントは、数万円の値引き以上に満足度に関わってきます。
まとめ:こだわりがなければ「両方回ってみる」のが正解
「Honda Cars 横浜(直営)」と「Honda Cars 神奈川〇〇(地場)」は、看板は同じでも中身は別の会社です。
- 在庫車・設備の充実度なら「直営」
- 人との繋がり・柔軟性なら「地場」
- 安く買いたいなら「資本違いの相見積もり」
まずは、Googleマップなどで自宅近くのホンダカーズを検索し、店名に「横浜」と付いているか、「神奈川〇〇」と付いているかを確認してみましょう。そして、ぜひ両方の店舗に足を運んで、見積もりとお店の雰囲気を比べてみてください。