山梨県の都会は駅前じゃない?甲府より栄えている「昭和町」のリアルと住みやすさランキング

「山梨県に移住したいけれど、田舎すぎて生活に困るのは嫌だ」
「たまには東京みたいにショッピングを楽しめる場所がないと辛いかも…」

山梨県への移住や転勤を考えたとき、真っ先に気になるのが「生活の利便性(=都会度)」ではないでしょうか。

実は、山梨県における「都会」の定義は、東京や他の大都市とは少し異なります。Googleマップで駅前だけを見て「意外と何もないな…」と判断するのは危険です。

この記事では、山梨県在住者の生活実態に基づき、本当に栄えていて住みやすい「都会エリア」をランキング形式で紹介します。後悔しないエリア選びのために、ぜひ参考にしてください。

【結論】山梨の「都会」は2種類ある。ライフスタイル別の正解エリア

まず結論からお伝えすると、山梨県における「都会」は、「駅中心の都会(甲府市)」「車移動中心の都会(昭和町)」の2つに分かれます。

「どこが一番栄えているか?」という問いへの答えは、あなたが「電車・飲み歩き」重視か、「車・ショッピング」重視かによって正解が異なります。

山梨県の主要エリア「都会度・利便性」比較表

順位エリア都会のタイプ象徴的な施設おすすめな人
1位昭和町
(しょうわちょう)
生活利便性 No.1
(買い物・ファミリー)
イオンモール甲府昭和
ロードサイド店舗群
・車を日常的に使う人
・ファミリー層
・買い物の利便性最優先の人
2位甲府市
(駅周辺)
THE・県庁所在地
(行政・飲み屋・電車)
甲府駅ビル(セレオ)
県庁・市役所
ヨドバシカメラ
・電車通勤・通学の人
・飲み歩きが好きな人
・単身者や学生
3位甲斐市
(竜王・敷島)
人気のベッドタウン
(住宅街+そこそこ便利)
ラザウォーク甲斐双葉
竜王駅
・甲府と昭和の中間がいい人
・家賃と利便性のバランス重視
4位富士吉田市観光地の都会
(郡内地方の中心)
富士急ハイランド
インバウンド向け店舗
・富士山麓に住みたい人
・観光業に従事する人

結論の解説

現在、山梨県内で「最も勢いがあり、都会的な生活ができる場所」と言えば、「昭和町(しょうわちょう)」を挙げる声が圧倒的です。巨大なイオンモールを中心に新しい街が形成されており、東京の郊外(立川や八王子のロードサイド)と変わらない利便性があります。

一方で、官公庁が集まり、特急停車駅としての機能を持つのはやはり県庁所在地の「甲府市」です。もしあなたが車を持たない生活(免許返納後や学生など)を想定しているなら、甲府駅周辺一択となります。

山梨県特有の「都会」の定義に注意!駅前だけ見ると失敗する理由

ランキングの詳細に入る前に、山梨県での家探しで失敗しないための重要なポイントをお伝えします。それは、「駅前=一番栄えている場所」という常識を捨てることです。

地方特有の「ドーナツ化現象」と車社会

山梨県は日本でもトップクラスの車社会です(1人1台が当たり前)。そのため、人の流れと「都会」の場所が以下のように分かれています。

  • 駅前エリア(旧市街地):
    • 居酒屋、ビジネスホテル、行政機関が中心。
    • 日用品の買い物スポットは少なく、スーパーなどが撤退しているケースも。
    • 夜は飲み屋街以外、人が少なくなる傾向。
  • バイパス沿い(ロードサイド):
    • ファミレス、ユニクロ、スタバ、大型スーパー、家電量販店がずらりと並ぶ。
    • 実質的な生活の中心地はこちら。休日も多くの人で賑わう。

移住検討者がGoogleマップで駅前を見て「シャッターが閉まっている店が多い…田舎だ」と判断してしまうことがありますが、実はその数キロ先の「国道20号(バイパス)」沿いは異常に栄えている、というのが山梨のリアルです。

【詳細ランキング】山梨県の都会エリアTOP4を徹底解説

ここからは、具体的なエリアの特徴と、住んでみて感じるメリット・デメリットを解説します。

1位:昭和町(しょうわちょう)|山梨一のショッピング天国

県内で唯一「人口が増加し続けている」奇跡の町です。かつては田んぼばかりでしたが、「イオンモール甲府昭和」ができて以来、県内全域から人が集まる商業の中心地となりました。

  • 特徴・メリット:
    • イオンモールに行けば映画館、無印良品、ZARA、H&Mなど、都内と変わらないブランドが揃う。
    • 周辺にドン・キホーテ、ニトリ、飲食店チェーンが密集しており、生活に困ることがない。
  • 注意点:
    • 渋滞が激しい。土日のイオン周辺や、朝夕の通勤時間帯は車が動きません。
    • 家賃相場が県内でも高めの設定です。

2位:甲府市(特に甲府駅周辺・南側)|行政と歴史の中心地

山梨県の顔であり、行政機能が集約されています。駅ビル(セレオ甲府)には成城石井やロフトが入っており、駅前にはヨドバシカメラもあります。

  • 特徴・メリット:
    • 「中心街(春日通り周辺)」の飲食店数は県内一。美味しい個人店やバーを開拓したいならここ。
    • 特急「あずさ」「かいじ」の全列車が停車するため、東京への移動が最もスムーズ。
  • 注意点:
    • 駐車場代が高い(月極1万円〜など、地方にしては高額)。
    • 駅から離れると道が狭く、古い街並みになります。

3位:甲斐市(かいし)|バランスの良い優等生

甲府市の西側に隣接し、昭和町にも近い人気のベッドタウンです。甲府と昭和の「いいとこ取り」ができるエリアと言えます。

  • 特徴・メリット:
    • 「ラザウォーク甲斐双葉」というアピタ系列のモールがあり、イオンまで行かなくても日常の買い物は完結する。
    • 竜王駅周辺は再開発で綺麗に整備されており、特急列車も停車する。
  • 注意点:
    • 場所によっては坂道が多い。
    • 昭和町ほどではないですが、通勤時間帯の渋滞(特に橋を渡るルート)が発生します。

4位:富士吉田市|富士山麓・郡内地方の都会

山梨県は山(笹子トンネル)を境に「国中(甲府盆地)」と「郡内(富士山側)」に文化圏が分かれます。郡内エリアで最も都会なのが富士吉田市です。

  • 特徴・メリット:
    • 富士急ハイランドや富士山観光の拠点で、インバウンド需要により街に活気がある。
    • 独特の「西裏」という飲み屋街があり、レトロな雰囲気が若者に人気。
  • 注意点:
    • 寒い。標高が高いため、甲府盆地よりも気温が数度低く、冬は雪が降ります。
    • 甲府市や昭和町へ行くには車で1時間弱かかるため、生活圏が完全に異なります。

東京へのアクセス重視なら?「大月・上野原」は都会か田舎か

地図上では東京(八王子など)に隣接している大月市や上野原市。「東京に近いから都会だろう」と思われがちですが、実際は「自然豊かなベッドタウン(トカイナカ)」という表現が適切です。

  • 位置付け:
    • 特急や中央線を使えば、新宿まで1時間〜1時間半で通勤可能。
    • ただし、街自体に大規模なショッピングモールや娯楽施設はほぼありません。
  • 生活スタイル:
    • 平日は都内へ通勤し、週末の買い物も八王子や立川へ出るスタイルが一般的です。
    • 「山梨県内で完結する都会生活」を求めている場合は、少しイメージと異なる可能性があります。
    • 逆に「静かな環境に住んで、仕事や買い物は東京ですませたい」という人には最高の立地です。

まとめ:あなたにとっての「理想の都会」は?

「山梨県の都会」を探す際は、ご自身のライフスタイルに合わせて以下の基準で選ぶのが失敗しないコツです。

  1. 「車中心で、東京の郊外と同じような便利な生活がしたい」
    • おすすめ:昭和町、または昭和町寄りの甲府市・甲斐市南部
  2. 「車の運転は不安。駅近でコンパクトに暮らしたい」
    • おすすめ:甲府駅周辺(北口・南口徒歩圏内)
  3. 「適度な利便性と、家賃の安さ・静かさのバランスが欲しい」
    • おすすめ:甲斐市、または南アルプス市(コストコ周辺)

山梨県の「都会」は、駅前ではなくバイパス沿いに広がっています。
まずはGoogleマップのストリートビューで、「イオンモール甲府昭和」周辺の道路と、「甲府駅」周辺を見比べてみてください。あなたが求めている「都会」のイメージに近いのはどちらでしたか?

それを確認することが、理想の移住ライフへの第一歩です。