「茨城県で一番都会なのはどこ?」
この質問に対する答えは、長年2つの都市の間で揺れ動いています。それは、県庁所在地としての威厳を放つ「水戸」と、科学技術と新しい街並みで急成長を遂げる「つくば」です。
しかし、一言で「都会」と言っても、求めるもの(通勤の便、商業施設の規模、飲み屋街の多さ)によってランキングは大きく変わります。
本記事では、茨城県の都会度を徹底比較。水戸vsつくばの最終決着から、住みやすい穴場都市まで、2025年最新の勢力図を解説します。
【結論】茨城の「都会」は2トップ体制!重視するポイントでNo.1が変わる
結論から言うと、茨城県には「水戸」と「つくば」という、全く性質の異なる2つのNo.1が存在します。単純な人口やビル数だけで順位をつけるのはナンセンス。あなたのライフスタイルによって「どちらが都会か」の答えは変わります。
まずは、県内の主要都市を「都会のタイプ」で分類した早見表をご覧ください。
▼ 茨城県「都会度」早見表
| 順位 | 都市名 | 都会のタイプ | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| No.1 | つくば市 | 先進的・未来型 | 洗練された街並みと教育環境、東京へのアクセスを重視する人 |
| No.1 | 水戸市 | 密集・繁華街型 | 駅前の賑わい、飲み屋街、行政・歴史的な重厚感を好む人 |
| 3位 | 守谷市 | 東京直結型 | とにかく都内通勤の利便性最優先、コンパクトな都会を求める人 |
| 4位 | 土浦市 | 交通要所型 | 家賃を抑えつつ、電車・車両方の利便性を確保したい人 |
| 5位 | ひたちなか市 | 郊外ショッピング型 | 車社会への適応力があり、大型店での買い物を楽しみたい人 |
なぜ「2トップ」なのか?
茨城県の都会論争が複雑なのは、「都会」の定義が割れるからです。
- 「駅周辺で何でも揃い、飲み歩ける雑多な賑わい」こそが都会だと思うなら、水戸がNo.1です。
- 「電柱がなく、広々とした道路と新しいビルが並ぶ景色」こそが都会だと思うなら、つくばがNo.1です。
また、都内への通勤を前提とするなら守谷が最強の選択肢になり得ます。次章では、この2大巨頭の違いをさらに深掘りします。
茨城の「2大巨頭」を徹底比較!水戸 vs つくば
「歴史と実績の水戸」か、「未来と革新のつくば」か。それぞれの都会としての強みを見ていきましょう。
【水戸市】圧倒的な「駅力」と行政・商業の集積地
水戸市は、古くからの「北関東の都市」としての風格があります。
- 駅ビルと駅前の密度: JR水戸駅には「エクセル」などの駅ビルが直結し、北口・南口ともに商業ビルやホテルが密集しています。「駅に降り立った瞬間の都会感」は県内随一です。
- 夜の経済圏: 北関東有数の歓楽街「大工町」や駅周辺の飲食店の多さは、サラリーマンや学生にとっての「都会の楽しみ」を提供してくれます。
- 行政の中心: 県庁、警察本部など主要な行政機関が集まっており、街全体に「中心地」としての厚みがあります。
判定: 車がなくても駅周辺で生活が完結し、夜遊びまで楽しめる「コンパクトで密度の濃い都会」です。
【つくば市】洗練された「街並み」とTX沿線の将来性
つくば市は、計画的に作られた「人工的な美しさ」を持つ都市です。
- ペデストリアンデッキと街並み: つくば駅周辺は歩車分離が進んでおり、電線も地中化されています。ゴミゴミした感じが一切なく、まるで東京の湾岸エリアのような洗練された雰囲気です。
- TX(つくばエクスプレス)効果: 秋葉原まで最速45分。このアクセスの良さが、高所得層や子育て世代を呼び込み、街の新陳代謝を活性化させています。
- 知の集積地: 筑波大学やJAXAなどの研究所が立ち並び、街全体にアカデミックで国際的な雰囲気があります。
判定: 整然とした区画と広い空、そして新しいカルチャーが生まれる「スマートで開放的な都会」です。
【部門別】茨城県都会ランキングTOP3
総合力では甲乙つけがたい上位陣ですが、部門(ニーズ)別に分けると明確な差が出ます。
1. 「東京へのアクセス・通勤」ランキング
都内への通勤・通学を考えるなら、この順位になります。
- 守谷市
- 理由: TXの快速停車駅であり、始発電車が多数あるのが最強の強み。「座って秋葉原まで32分」という利便性は、もはや「東京の一部」と言っても過言ではありません。
- つくば市
- 理由: TXの始発駅なので並べば座れます。ただし、秋葉原まで45分かかるため、守谷よりは少し遠さを感じます。
- 取手市
- 理由: JR常磐線の始発駅があり、東京メトロ千代田線への直通運転もあるため、都心へのアクセスは非常に良好です。
2. 「買い物・ショッピングモール」ランキング
車社会・茨城において、生活の質を左右するのは駅前よりも「巨大モール」の有無です。
- つくば市
- 理由: 「イーアスつくば」「イオンモールつくば」「コストコ」と、超大型商業施設が市内に複数存在します。買い物で困ることはまずありません。
- ひたちなか市
- 理由: 北関東最大級の複合ショッピング施設「ファッションクルーズ」や「ジョイフル本田」があり、週末は県内外から人が集まる「買い物の街」です。
- 土浦市・阿見町
- 理由: 土浦のイオンモール、阿見の「あみプレミアム・アウトレット」が近接しており、ファッションやレジャーの買い物が充実しています。
3. 「街の規模・夜の賑わい」ランキング
人が多く、活気があるかどうか。いわゆる「街の賑やかさ」のランキングです。
- 水戸市
- 理由: 昼間人口の多さと、圧倒的な飲食店の数。夜遅くまでネオンが輝くのはやはり水戸です。
- 土浦市
- 理由: かつての商業都市としての名残があり、駅周辺や桜町(歓楽街)にはディープな夜の街が広がっています。
- つくば市
- 理由: 学生街としての賑わいはありますが、エリアが分散しており、水戸や土浦のような「密集した繁華街」の規模では劣ります。
コスパで選ぶなら?「程よい都会」の穴場エリア
「つくばや守谷は家賃が高い…」「水戸は遠すぎる…」という方におすすめの、コスパ最強の都会を紹介します。
土浦市(つくばの隣で家賃相場が安い)
つくば市のすぐ隣にありながら、家賃相場はぐっと下がります。
駅ビルやイオンモールもあり、JR常磐線で都内へも一本で行けるため、「隠れた利便性No.1」と言えるでしょう。つくばの職場に通い、土浦に住むという選択は非常に賢い戦略です。
ひたちなか市(水戸の隣で大型店が充実)
水戸市への通勤圏内でありながら、道路が広く整備されており、ロードサイド店舗が非常に充実しています。
「駅を使う機会は少ないけれど、車で便利な生活がしたい」というファミリー層には、水戸市内よりも住み心地が良い、「アメリカンな都会暮らし」が叶う街です。
まとめ:あなたのライフスタイルに合う「都会」はどこ?
茨城県の都会ランキングに絶対的な正解はありません。大切なのは、あなたのライフスタイルとの相性です。
- 電車通勤&新しい街並みが好き → つくば市・守谷市
- 車は持たない&駅前の賑わい・飲み歩きが好き → 水戸市
- 車中心&広々とした買い物環境を重視 → ひたちなか市・つくば市
- 家賃コスパ&電車・車のバランス重視 → 土浦市・取手市
「駅前の賑わいと歴史の水戸」、「洗練された街並みと将来性のつくば」。
この強力な2トップを中心に、それぞれの個性が光る茨城の都市。ぜひ、あなたにとっての「No.1都会」を見つけてください。