山陰地方の永遠のテーマとも言える「鳥取と島根、どっちが都会なの?」という疑問。どちらも人口が少ない県として知られていますが、実はそれぞれに異なる都会的な魅力と強みがあります。
2025年現在の最新データに基づき、数値と実利的な視点からその違いを徹底比較しました。
結論!鳥取と島根どっちが都会?データで見る「山陰のツートップ」比較
結論から言うと、「県全体の規模や県庁所在地の格では島根(松江)」、「買い物の利便性や交通のハブ機能では鳥取(米子)」に軍配が上がります。
どちらかが圧倒的ということはなく、非常にハイレベル(?)な接戦を繰り広げています。
| 項目 | 鳥取県 | 島根県 | 都会度の判定 |
|---|---|---|---|
| 推計人口 | 約54万人(全国47位) | 約65万人(全国46位) | 島根の勝ち |
| 最大都市 | 鳥取市(約18.2万人) | 松江市(約20.1万人) | 島根の勝ち |
| スターバックス数 | 6店舗 | 7店舗 | 島根の僅差勝ち |
| 百貨店 | 1店舗(丸由百貨店) | 0店舗 | 鳥取の勝ち |
| 交通の要所 | 米子市(山陰の十字路) | 出雲市(空港・出雲大社) | 鳥取の勝ち |
一言でいうなら:
行政・文化の中心地としての風格を求めるなら島根(松江市)、四通八達な交通と商業の利便性を求めるなら鳥取(米子市周辺)が都会と感じられるでしょう。
都会度を測る3つの重要指標:人口・商業・交通
数値化しやすい3つのポイントで、両県の違いをさらに深掘りします。
人口と都市の規模(松江 vs 鳥取)
島根の県庁所在地・松江市は、国宝松江城を中心に、歴史ある城下町の風情と都市機能が融合しています。人口も20万人を超え、山陰最大級の都市です。
一方、鳥取の鳥取市は、人口こそ松江に譲りますが、鳥取大学など教育機関が充実しており、コンパクトで整った街並みが特徴です。
買い物と利便性(百貨店とスタバ)
かつて「スタバがない」ことで自虐的に有名になった両県ですが、現在はどちらも出店済み。店舗数では島根が1店舗多いものの、鳥取には山陰で唯一となってしまった「百貨店(丸由百貨店)」が存在します。2024年に島根の一畑百貨店が閉店したことで、この項目では鳥取がリードする形となりました。
交通の要所(「米子」は山陰の十字路)
県全体の都会度を語る上で欠かせないのが、鳥取県西部の米子市です。「山陰の十字路」と呼ばれ、岡山や広島へのアクセスが抜群。米子駅周辺や、隣接する島根県安来市を含む「中海・宍道湖圏」で見ると、県境を越えた大きな経済圏を形成しており、ここを「一番都会だ」と感じる人も少なくありません。
観光や住みやすさで選ぶなら?それぞれの強みと「全国1位」
「都会さ」以外にも、それぞれ誇れる強みがあります。
島根県:歴史と神話の国(出雲大社・美肌・ご縁)
- 強み: 出雲大社をはじめとする圧倒的な歴史資源。
- 全国1位: 「ニッポン美肌県グランプリ」で通算1位を何度も獲得。湿度が保たれやすい気候が美肌に良いとされています。
- おすすめ: 歴史情緒を楽しみたい、温泉で癒やされたい人。
鳥取県:大自然とまんがの王国(砂丘・大山・ゲゲゲ・コナン)
- 強み: 鳥取砂丘や大山などの雄大な自然、そして有名漫画家を多く輩出。
- 全国1位: 「子育て世帯への支援」が手厚く、共働き世帯の住みやすさランキングで上位の常連です。
- おすすめ: アクティブに自然を楽しみたい、ファミリーでゆったり住みたい人。
「どっちがどっち?」を即解決!絶対忘れない覚え方
「島根県鳥取市」と間違えてしまうほど混同されやすい両県ですが、この覚え方なら一生忘れません。
- 「ね・と」の法則
日本地図を左(西)から見ると、島ね(左)と鳥とり(右)の順に並んでいます。「寝ると(ね・と)」と覚えましょう。 - 距離感で覚える
兵庫や大阪に近い(東にある)のが鳥取、山口に近い(西にある)のが島根です。
なぜ間違われる?鳥取と島根の深い歴史と意外な関係性
実は明治時代(1876年〜1881年)の約5年間、鳥取県は島根県に吸収合併されていた歴史があります。しかし、鳥取県民による「鳥取県を再興しよう!」という強い運動の結果、再び分離独立したという経緯があります。
現在では、ネット上で「人口最下位争い」をネタにするなどライバル扱いされることもありますが、実態は「山陰」として力を合わせる仲の良いお隣さんです。
最後に:あなたが重視するのはどっち?
都会度という点では、「行政の島根(松江)」「商業・交通の鳥取(米子)」という棲み分けがなされています。
- 城下町の情緒や歴史が好きなら:島根県
- 自然のダイナミックさや利便性を求めるなら:鳥取県
を訪れてみてはいかがでしょうか?どちらの県も、都会にはない「ゆとり」と「魅力」が詰まっています。