【全く別物】町田家と町田商店の違い|家族連れなら商店、本格派なら町田家。味と特徴を比較

「町田で家系ラーメンを食べたい」と思って検索すると、必ずと言っていいほどこの2つの名前が出てきて混乱しませんか?

  • 町田家(まちだや)
  • 町田商店(まちだしょうてん)

「名前が似ているから系列店?」と思われることも多いですが、実はこの2店舗、全く無関係の別系統のお店です。それどころか、味の方向性やお店の雰囲気は「正反対」と言っても過言ではありません。

この記事では、両方のラーメンを食べ比べてきた筆者が、味の違い、麺の違い、そして「どんな時にどちらに行くべきか」を徹底比較します。これを読めば、今の自分の気分に合った一杯が必ず見つかります。

【結論】町田家と町田商店は「全く別系統」のラーメン店

まず結論から言うと、両者の最大の違いは「本格的な職人系の味(町田家)」か、「誰でも食べやすいマイルドな味(町田商店)」かという点です。

一目で違いがわかる比較表を作成しました。

【町田家 vs 町田商店 比較表】

項目町田家(まちだや)町田商店(まちだしょうてん)
系統・分類本格派(本牧家系)
店内でガラを炊く職人系
資本系(ギフトHD)
セントラルキッチンのクリーミー系
スープの特徴醤油のキレが強い
豚骨の獣臭あり(ワイルド)
マイルドで甘め
臭みのないポタージュ風
酒井製麺(家系御用達)
平打ちの短め麺
自社製麺
ツルツルした中太麺
雰囲気カウンターメイン
硬派で静か、一人客向け
テーブル席多数あり
明るく元気、ファミリー向け
無料トッピング基本なし(卓上調味料のみ)刻み玉ねぎ・Qちゃん入れ放題
おすすめな人「本物の家系」を食べたい人
醤油感のある味が好きな人
家系初心者、女性、家族連れ
コッテリ甘めが好きな人

このように、名前こそ似ていますが中身は別物です。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

町田家(まちだや)の特徴:伝統を守る「本格・硬派」の味

町田家は、家系ラーメンの御三家の一つである「本牧家」の系譜を継ぐ、正統派の家系ラーメン店です。ラーメン好きの間では「クラシックスタイル」とも呼ばれ、昔ながらの家系ファンに愛されています。

酒井製麺と店炊きスープの黄金比

町田家の最大の特徴は、家系ラーメンの元祖「吉村家」直系や、歴史ある店舗でしか使用が許されていない「酒井製麺」の麺を使用していること。
短めで少し平打ち気味の麺は、スープとの絡みが抜群です。

また、スープはセントラルキッチン(工場)ではなく、毎日店内の巨大な寸胴で大量の豚骨と鶏ガラを炊き出しています。
そのため、店の近くを通ると独特の「豚骨臭」が漂います。この匂いこそが、店でイチから作っている「ライブ感」の証であり、食欲をそそるスパイスとなります。

醤油(カエシ)が効いたキレのある一杯

味の方向性は、「醤油(カエシ)のパンチが効いた、しょっぱ旨い味」です。
鶏油(チーユ)の香ばしさと醤油のキレが強く、一口飲むとガツンとした塩気と旨味が広がります。

クリーミーさよりも「醤油感」が強いため、白いご飯との相性は最強です。海苔をスープに浸してご飯を巻いて食べる、あの至福の時間を味わいたいなら町田家一択です。

町田商店(まちだしょうてん)の特徴:誰でも食べやすい「資本系」の雄

一方、町田商店は、株式会社ギフトホールディングスが運営する全国チェーンです。いわゆる「資本系」と呼ばれるジャンルですが、その完成度の高さとサービスの良さでファミリー層を中心に爆発的な人気を誇ります。

クリーミーで甘みのある「完まく」しやすいスープ

町田商店のスープは、工場(セントラルキッチン)で一括調理されたものを店舗で使用しています。これにより、「いつ行ってもブレがなく、豚骨特有の獣臭さがない」のがメリットです。

味は醤油感よりも「豚骨の甘みとクリーミーさ」が前面に出ています。ポタージュのように白濁したスープはマイルドで、家系の塩気が苦手な人や子供でも美味しく食べられます。
スープを最後の一滴まで飲み干すことを「完まく」と呼び、完まくするとスタンプが貰えるなどのエンタメ性も人気の秘密です。

無料の「刻み玉ねぎ」とエンタメ性

町田商店に行く大きな理由の一つが、卓上に置かれた「刻み玉ねぎ」が入れ放題である点です。
濃厚でクリーミーなスープに、シャキシャキした玉ねぎの辛味が加わると、驚くほどさっぱりと食べられます。

また、店内は「いらっしゃいませ!」の威勢の良い掛け声が飛び交うお祭り騒ぎのような雰囲気。テーブル席(ボックス席)も多く、子供連れの家族や学生グループでも気兼ねなく入れるのが、硬派な町田家との大きな違いです。

どちらに行くべき?利用シーン別のおすすめ

それぞれの特徴を踏まえた上で、シチュエーション別のおすすめを紹介します。

「町田家」を選ぶべき人・シーン

  • 「昔ながらの家系ラーメン」のルーツに近い味を知りたい時
  • 一人でサッと、旨いラーメンとライスをかき込みたい時
  • 豚骨の野生的な匂いや、醤油のガツンとした塩気を欲している時
  • 「酒井製麺」のモチモチした麺を食べたい時

👉 「今日は硬派に、ガッツリ醤油豚骨を食らうぞ」という気分の日は、迷わず町田家へ行きましょう。

「町田商店」を選ぶべき人・シーン

  • 家系ラーメンを食べ慣れていない、または豚骨臭いのが苦手な時
  • 友人グループや家族と一緒に、テーブル席でゆっくり食べたい時
  • 無料の「刻み玉ねぎ」をたっぷり入れて、食感を楽しみたい時
  • 店員さんの元気な接客でエネルギーをもらいたい時

👉 「誰かと楽しく、マイルドで食べやすいラーメンを食べたい」という日は、町田商店が正解です。

まとめ:名前は似ているが「全く違うラーメン」と思って良い

「町田家」と「町田商店」。
名前は非常に似ていますが、その中身は驚くほど違います。

  • 町田家 = 伝統的な職人の技が光る、醤油キレキレの本格派
  • 町田商店 = 現代的に進化させた、クリーミーで楽しいエンタメ系

どちらが良い悪いではなく、「全く違うラーメン」として、その日の気分や一緒に行く相手に合わせて使い分けるのがツウの楽しみ方です。
ぜひ、両方の店を食べ比べて、自分の好みの「家系」を見つけてみてください!